2013.10.31 Thursday
JUGEMテーマ:ワイン
今日のワインは、
ヴァン・ド・ペイ イル・ド・ボーテ メルロー 2003
初めて聞くアペラシオンだと思って、ネットで調べてみると、「イル・ド・ボーテ」というのは、「麗しの島」という意味で、コルシカ島(コルス島)の別名でした。
ナポレオンゆかりの島のワイン、おそらく、わたしは初めてです。
ブドウの葉がデザインされたエチケットです。
これがメルローの葉の形なのでしょうか。深い切れ込みがあります。
神戸ワイナリーで、何度かカベルネ・ソーヴィニョンの葉とメルローの葉を見たはずですが、もうすっかり忘れてしまっています・・・
2003年は、ヨーロッパを猛暑が襲った年だったので、ブドウが過熟して、酸味のないダレた感じのワインが散見されるヴィンテージであります。
また、そもそも、ヴァン・ド・ペイのクラスで10年の熟成に耐えられるのだろうかという不安もありましたが、それらの心配は全く徒労に終わりました。
このクラスにスケール感を望むべくもありませんが、小粒ながらも実にうまくまとまって熟成しています。
やや色褪せはじめた果実味と、控え目な酸味、中程度のタンニン、そしてコアによくこなれた旨みが存在していて、結果としてバランスのいい味わいとなっています。
それほどパワーがなく、かつ柔らかいメルローが熟成されれば、こんな感じのワインになるのだろうという想像の、ずばり延長線上にある味わいです。
するすると飲めてしまう軽快なワインなので、気が付くとボトルの半分以上を空けていました。
81点
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