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トルブレック ザ・ピクト 2005 (今日のワイン)

JUGEMテーマ:ワイン

 

ストックしているワインも、普段飲みのレンジでは、飲み頃のワインが段々と少なくなってきてしまいました。

もう何年か熟成させておかなければならないワインばかりになってしまいました。

 

仕方がないので、大物ワインの中から飲み頃に入っているものを開けることにしました。

 

今日のワインは、

 

トルブレック

ザ・ピクト 2005

 

元きこりという変わった経歴をお持ちのデヴィッド・パウエル氏が、オーストラリア・バロッサヴァレーで立ち上げたワイナリー「トルブレック」が造るワインです。

トルブレックはローヌ品種を多用しているのですが、このワインも、裏エチケットに「MATARO」(マタロ)との記載があります。

マタロは、フランスではムールヴェードルと呼ばれ、スペインではモナストレルと呼ばれている品種です。

 

この2005年ヴィンテージは、

ワインアドヴォケート誌によると、

評価者:リサ・ペロッティーブラウン

評価:96点

飲み頃:2013-2020年

となっています。

 

ムールヴェードルは、ブラックベリーやジビエの風味が特徴で、ローヌではグルナッシュやシラー主体のワインに、補助的品種として使われることが多く、ムールヴェードル主体のワインというのはあまり見かけません。

スペインでは、ときどきモナストレル100%というものも見かけることがあります。

わたしも2、3回くらいは飲んだことがあるような気がします。

 

 

 

 

 

 

色は黒に近いガーネット。

香りは黒系果実の香りに、ムールヴェードルらしい動物的な感じもあります。

 

一口飲むと・・・

あぁぁ、濃厚!!

そして、永遠に続くかと思うくらいに長い余韻が印象的です。

 

なるほど、南ローヌ的な雰囲気が色濃いですね。

トルブレックのフラッグシップであるランリグは北ローヌのエルミタージュを意識しているのに対し、このワインは完全に南ローヌですね。

 

とにかく濃厚、そして強い旨み、最後に長く長く続く余韻。

濃厚なのですが、凝縮感一辺倒というわけではなく、ほど良い酸味にしっかりしたボディ感、完熟した豊かなタンニンといった色々な要素を高いレベルで包含しています。

 

それでも、この濃厚さが、好きな人にはとことん刺さり、苦手な人は敬遠するようなタイプのワインですね。

飲みごたえのある1本です。

 

92点

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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